- 学習コンテンツは以下の4項目に分かれています:
- それぞれの英語学習コンテンツごとの指示に従ってレクチャー&ワークを実践下さい。
- 専用のノート等を各自ご用意頂くとより楽しく効果的に学習を進めて頂くことが出来ます。
- ワークの実践後は「解答・解説」コーナーで答え合わせを行い、理解を深めましょう。
もくじ
このコーナーでは日常会話の定番質問に対する回答を英語で考え、あなた自身の「セリフ」として覚えることで英会話力を向上させます。自分で考えることがとても重要ですので、回答例を見る前に必ずご自身で回答を英語で口から出して見て下さい。
Where were you born?
「あなたはどこで生まれましたか?」
【参考発音】音声を聴き取り、そのまま真似て大きな声で発音してみましょう。
これは出生地を尋ねる際の定番質問です。(be) born で「生まれる」という意味になります。この質問に対する回答はI was born in ~. が定番ですね。これも超簡単な基本中の基本表現の一つです。
I was born in Tokyo.
「私は東京で生まれました」
【参考発音URL】音声を聴き取り、そのまま真似て大きな声で発音してみましょう。
場所に関して、地名の前には in という前置詞を置きます。この in は「~の中・内に」という意味がありますので、「東京都内で生まれた」という意味を表すことになります。あと、これも既に解説しましたが、意外と地名の表し方がよくわからない…という方が多いようです。例えば、「神奈川県横浜生まれ」ということであれば I was born in Yokohama, Kanagawa. のように、範囲の狭い地名から先に伝えます。
上記の場合、さらに最後に Japan をつければ「日本の神奈川県の横浜生まれです」という意味にすることが出来ます。たまに全ての地名の前に in をつける人がいますが、基本的にはカンマ(,)で区切れば良いです。I was born in Yokohama in Kanagawa in Japan. のようにはしないということですね。
さて、今週は TED の動画を視聴してみましょう。今回は非常に微細なロボットを作っている教授の興味深いプレゼンテーションです。
なお、TED はスクリプトと訳がありますので、リスニングが苦手な方は英文を読む形でもインプット・トレーニングを行って頂くことが出来ます。今回は少し長めなので、前半・後半に分けて勉強してみましょう。今週は前半です。
なお動画は YouTube にもアップされています:
Sarah Bergbreiter: Why I make robots the size of a grain of rice
先に以下の注意すべき語句・表現を先に確認しておくと聴き取りやすいでしょう。
詳しい和訳と解説、トランスクリプト等は下の「デイリーワーク」の解答&解説コーナーでご紹介しますので、きちんと聴き取れたかどうか確認しましょう。
work on ~
「~に取り組む」
特に仕事やプロジェクトなど、一つのことに集中して取り組む…という意味の定番表現。
tiny
「小さな」「ちっぽけな」
think of ~ as …
「~を…とみなす・考える」
robotic version of ~
「~のロボット版」
robotic は「ロボットの(ような)」という意味の形容詞。
(be) very familiar with
「とてもよく知っている」
ant
「蟻」
insect
「昆虫」
incredible thing
「信じられないこと」
a group of ~
「~の一集団」
cart off
「~を持ち去る・運び去る」
challenge
「困難」
チャレンジというと「挑戦」という意味を思い浮かべますが、英語では「挑戦」だけでなく「困難」「ハンディキャップ(障害)」といった意味があります。
engineer
「~を設計する」「~を操作する」「~を作る」
名詞としては「エンジニア」「技術者」という意味ですが、動詞ではそのエンジニアが行うことを表します。ここではアリのようなロボットを作るという意味です。
capability
「能力」「性能」
figure out
「考え出す」「理解する」
mechanism
「メカニズム」「機構」
efficient motor
「効率の良いモーター・動力」
efficient は「効率の良い」という意味。efficiency といえば、その名詞形で「効率性」という意味。併せて覚えておきましょう。
locomotion
「移動」「運動」
pull everything together
「すべてをまとめる」
pull together で「~を集める・まとめる」という意味の句動詞。これは覚えておきましょう。
semi-intelligent
「半自動制御の」
intelligent は「知性がある」という意味ですが、特に機械などでは人工知能やコンピューター等による「自動制御の」という意味があります。semi- は「半」という意味の接頭辞。これも覚えておきましょう。
functional
「機能的な」「実用的な」
work together
「協力する」「一体となって働く」
mobility
「可動性」「動くこと」
move around
「動き回る」
後で出てきますが、get around も同じ意味。
amazingly well
「驚くほどよく」
UC Berkeley
「カリフォルニア大学バークレー校」
cockroach
「ゴキブリ」
rough terrain
「起伏の多い地形」「粗い面」
要や凹凸の多い面のことです。
tip over
「ひっくり返る」「転倒する」
例:
Kayaks are very stable, although there is a possibility that they’ll tip over.
「カヤックはしっかり安定しているがひっくり返る可能性もある」(英辞郎より)
a combination of ~
「~の組み合わせ」
rigid
「硬い」「曲げられない」
rigid material で「硬い材料」という意味。soft material は「柔らかい材料」ですね。
traditionally
「伝統的に」「従来」
contribution
「貢献」「寄与」
他にも「成し遂げたこと」「結果」といった意味もあります。
lab
「研究室」「実験室」
laboratory の略ですね。
combine A and B
「AとBを混ぜ合わせる・結びつける」
silicon
「シリコン」
silicone rubber は「シリコン・ゴム」のこと。
compress
「~を圧縮・収縮する」
コンプレッサーなどと言いますが、要するに力によって圧縮したり、ギュッと縮めることをcompress と言います。こういうのはイメージで覚えると良いです。
release
「解放する」
(be) actuated with ~
「~によって作動する」
graduate student
「大学院生」
tweezers
「ピンセット」
こういう単語は知らないと絶対に使えませんので、出てきた時に覚えるのがコツです。scissors「はさみ」同様に二本が対になっていますので常に複数形で表します。
in question
「問題となっている」「例の」「件の」
例:
They reviewed the play in question by video.
「彼らは、問題のプレーをビデオ審査しました」(英辞郎より)
almost 100 times its own length
「それ自身の長さ(大きさ)のほぼ100倍」
survive
「生き残る」「死なない」
日本語でも「サバイバル(生き残り術)」なんて言いますが「生存する(し続ける)」という意味ですね。
robust
「頑丈な」「強固な」
ultimately
「最後に」「最終的に」「究極的には」
eventually も「最終的に」という意味がありますが、ultimately の方は「究極的」というニュアンスが強いです。eventually の方は「ついに」「とうとう」「ゆくゆくは」というニュアンスがあります。
autonomous robot
「自律性のロボット」
要するに自動で動くロボットということ。
look at ~
「~を考慮する」
一般的には look at ~で「~を見る・目を向ける」という意味ですが、ここでは「~を考慮する」「~を尊重する」といった意味になっています。
cheat
「ズルをする」「騙す」
本来は磁石を使いたくないけれど、ちょっとズルをしているという意味ですね。なお、cheat には「浮気する」「カンニングする」といった意味もあります。
embedded
「埋め込まれた」
embed は「埋め込む」という意味。
external magnetic field
「外部の磁場」
動画を視聴して聴き取ったら下の「デイリーワーク」の解答&解説コーナーできちんと理解出来たか和訳とトランスクリプトを確認し復習しましょう。
以下の英語動画を視聴して内容を理解しましょう。聴き取った後に和訳と解説を参考にきちんと聴き取ることが出来たか確認してみて下さい:
Sarah Bergbreiter: Why I make robots the size of a grain of rice
TED では日本語のスクリプトを見ることが出来ますので、以下のTED の動画ページでご確認下さい。
■ TED の視聴方法:
① 画面中央の再生ボタン(三角マーク)をクリックします。
② 字幕(Subtitles)を表示させたい場合は画面右下の Subtitles から English またはJapanese を選択して下さい。
③ スクリプト(Transcript) を表示させたい場合は Subtitles の右の Transcript をクリックして表示して下さい。なお、スクリプトの左に Select language とありますので、こちらから Japanese を選べば日本語表示にすることが出来ます。
はい、如何でしたか?すごいテクノロジーですね!こんな研究開発をしている人たちは毎日が楽しくてしょうがないんだろうなぁ。後半は来週視聴してみましょう。
それでは今日のワークはここまで!
毎回一つの語句や表現をご紹介しますので、インプットした語句や表現を使って例文を英訳してみましょう。もちろん辞書等を使っても構いません。最後にあなたが英訳した文が正しいかどうか、解説を読んで復習してみて下さい。
今日も英会話で使える短い表現を一つご紹介しましょう:
scaredy-cat
「弱虫(の)」「臆病(な)」
【参考発音URL】音声を聴き取り、そのまま真似て大きな声で発音してみましょう。
scaredy-cat は口語的な語で「弱虫」とか「臆病者」といった意味があります。fraidy-cat というのもありますが、同じような意味ですね。
今日はこの表現を使ったアウトプットを実践してみましょう。以下の例文を英訳し、その後に解説を読んで復習して下さい。
● 例文:
「私の彼は犬が怖いのよ。なんて臆病なのかしら!」
「~が怖い」を英語で言うと?一般的には (be) afraid of ~で「~が怖い」という意味を表すことが出来ます。ここでは (be) afraid of dogs で「犬が怖い」という意味になります。
「彼(彼氏)」は boyfriend で OKです。「彼女」なら girlfriend です。friend とは言っていますが、日本語で言う「彼氏・彼女」のことを意味しますので友達以上の関係ということになります。
「なんて~だ!」の表現は What a ~! とか such a ~のような言い方をすることが多いですね。ここでは He is such a scaredy-cat! で「彼はなんて臆病者なんだろう!」という意味にすることが出来ます。
それでは全体をまとめてみましょう:
My boyfriend is afraid of dogs. He is such a scaredy-cat!
「私の彼は犬が怖いのよ。なんて臆病なのかしら!」
【参考発音URL】音声を聴き取り、そのまま真似て大きな声で発音してみましょう。
もちろん、言葉というのは正解が一つではありませんから、他にもさまざまな言い方・表現のバリエーションが考えられます。ガチガチではなく柔軟に捉えるようにしてみましょう。
また、アウトプットでは参考発音の音声を参考に、自主的に何度も音読してみて下さい。発音が良くなり、スピーキング力が養われます。
● その他の語句・表現:
(be) afraid of ~「~が怖い」
such a ~「そんな~」「なんて~」
それでは今日のレクチャー&ワークはここまで!