- 学習コンテンツは以下の4項目に分かれています:

- それぞれの英語学習コンテンツごとの指示に従ってレクチャー&ワークを実践下さい。
- 専用のノート等を各自ご用意頂くとより楽しく効果的に学習を進めて頂くことが出来ます。
- ワークの実践後は「解答・解説」コーナーで答え合わせを行い、理解を深めましょう。
もくじ
このコーナーでは日常会話の定番質問に対する回答を英語で考え、あなた自身の「セリフ」として覚えることで英会話力を向上させます。自分で考えることがとても重要ですので、回答例を見る前に必ずご自身で回答を英語で口から出してみて下さい。
What do you think about Japanese movies?
「あなたは日本映画のことをどう思いますか?」
【参考発音】音声を聴き取り、そのまま真似て大きな声で発音してみましょう。
これも定番質問フォーム、What do you think about ~? で「あなたは~についてどう思いますか?」という意味を表すことが出来ます。これも How do you think about ~? のようにしがちですが、How ~とすると「考え方」自体を尋ねることになります。「考えていること」を尋ねるには What ~? を使います。



Though some Japanese movies are OK, but most of them are just craps.
「一部の日本映画はまぁまぁですが、ほとんどは駄作ですね」
【参考発音】音声を聴き取り、そのまま真似て大きな声で発音してみましょう。
some ~ は「いくつかの~」「一部の~」という意味、most of ~ は「ほとんどの~」「大半の~」という意味です。crap は汚い語で「クソ」とか「うんち」のことで、ここでは「駄作」といった意味になります。
さて、今週のライティングでは、ラインの書き方実践ではなく、英語を書く際のちょっとしたルールについてまとめてみました。意外と忘れがちの語法など、この機会にぜひ確認しておいて下さい。
● 英文を書く際の10のルール:
1.文頭で使ってはいけない表現、単語等 And や But から書き始めないようにすること
簡単な英文等ではこの限りではありませんが、ビジネス文書やちょっとフォーマルな文書であれば、これらの接続詞から書き始めると幼稚な英文だと思われる可能性があります。また数字から書き始めることも出来ませんので、例えば 30% of the people …のように書く場合は Thirty percent of…のようにスペルアウトします。
2.口語表現と文語表現を混同しないこと
これは日本語でも同じですが、例えば I wanna go. といった口語的な表現をライティング(書き言葉)では用いないというルールです。また、スラング等も正式な英文ライティングでは使わないように気をつけましょう。
3.略語の多用に注意すること
ビジネスメール等では略語がある程度使われていても仕方がありませんが、よりフォーマルな文書では極力略語を避け、きちんとスペルアウトして書くようにします。
4.日本語をすべてそのまま訳さないこと
これは日本語を英語に訳してライティングする際の注意事項ですが、例えば手紙などにおいて「時候の挨拶」「お世話になります」等々、英語圏の手紙には無い、日本語に特有の表現を無理矢理訳さないということです。とても不自然な英文になりますので注意して下さい。
5.Mr. や Mrs. 等の使い方に気を付けること
Mr. や Mrs. は敬称として使われますが、相手に特別な肩書(例:Dr./ Prof. 等々)がある場合はそちらを優先します。また、ファーストネームにMr./Mrs. 等はつけません(Mr. Hideki は×)。
6.文頭は大文字で始め、文末にはピリオドを置くこと
これらは英文を書く際の基本中の基本ですが、以外と守られていない方が多いです。文頭は大文字、文末はピリオド(或いはクエスチョンマーク)を置く癖をつけて下さい。また適切なスペースを空けることも大事です。
7.英文ライティングでは全角文字を用いないこと
全角文字というのは、A、B、C…というやつですね。これらは英語のように見えますが、英語ではありません。英語はすべて半角で書きます(例:A, B, C…)特にこれらを混同して書かれている方がいますが、言語道断です^^; ただ単に見辛いだけでなく英語環境で読んだ場合は文字化けの原因にもなりますので注意しましょう(全角のスペースさえ使わないように注意して下さい)。
8 年月日等の表記を統一すること
日本ではアメリカ式の表記が一般的です。実際のところ英語はイギリスの言葉ですから、イギリス式でもいいのでは?と思われる方もいらっしゃいますが、それは個人の好みの問題で、現実の社会ではアメリカ英語が主流と言えます。好みでイギリス表記を使われている方は出来るだけアメリカ式に統一されることをお勧めします。
9.ワープロ・ソフトの校正機能を過信しないこと
これはどこかで書いたことがありますが、ワープロソフトの校正機能(スペルチェック機能)等は、あくまでも補助的に用いるようにして、決して過信しないようにして下さい。また、校正機能で正しいと判定された英文が自然な英文かと言えば、決してそういうことはありませんので、これも注意して下さい。
10.冗長、繰り返しの表現・単語を使わないこと
英語では同じ単語を繰り返し使ったり、同じ表現を重ねたりすることを特に嫌います。これらに気を使っていない英文は幼稚な英文とみなされる恐れがあります。そこで、なるべく同じ単語・表現を使わないように注意しましょう(同義語・同義表現に書き換えると良いです)。ただし、単語を統一しなければならない時は、この限りではありません。
以上、英文を書く際の10のルールでした。他にも色々とありますが、まずは上の決まりごとを覚えておいて下さい。それでは今日はここまでです。

今週あなたが体験した楽しかったこと、腹が立つこと、感動したことなど、何でも構いませんので、英語で書いてみましょう。
いきなり英語で書くのが難しければ日本語で書き、それをラインの英訳のように英語にしても良いですね。色々と書いてみて下さい。必ず英語力が向上するはずです!

毎回一つの語句や表現をご紹介しますので、インプットした語句や表現を使って例文を英訳してみましょう。もちろん辞書等を使っても構いません。最後にあなたが英訳した文が正しいかどうか、解説を読んで復習してみて下さい。
今日も英会話で使える短い表現を一つご紹介しましょう:
(be) concerned about ~
「~について心配している」
【参考発音】音声を聴き取り、そのまま真似て大きな声で発音してみましょう。
(be) concerned about ~で「~について心配している」という意味の定番表現となります。同じような表現に (be) worried about ~ というのがありますが、 worry が単に心配し不安に感じる…という意味であるのに対し、concern の方は心配・懸念があるので何らかの対策を講じるといった前向きなニュアンスがあります。
例:They are really concerned about the restart of nuclear power plants.
「彼らは原発の再稼働について本当に懸念している」
ここで worried about とすれば、ただ単に心配している、不安に思っているというだけの意味になります。concern の場合は「懸念があるので何らかの対策を講じようとしている」といった意味が含まれるということです。
例:Are you concerned about money?
「お金のことを心配しているのですか?」
今日はこの表現を使ったアウトプットを実践してみましょう。以下の例文を先に自力で英訳し、その後に解説を読んで復習して下さい。

● 例文:
「どうしてあなたは自分の子供たちに関して無関心でいられるのですか?」


「どうして~でいられるのですか?」という質問の表現ですが、これは How can ~? のフォームを使うと良いです。特に How can you be ~? で「どうしてあなたは~でいられるのですか?」という意味になります。
ここでは (be) concerned about ~で「~について懸念する」という意味、ただし「無関心でいられる」ということなので否定形にする必要があります。そこで How can you not be concerned about ~? の形にすると良いです。be の前に not を置くという点に注意しましょう。そして「自分の子供たち」は、ここでは your children ですね。
それでは全体をまとめてみましょう:
How can you not be concerned about your children?
「どうしてあなたは自分の子供たちに関して無関心でいられるのですか?」
【参考発音】音声を聴き取り、そのまま真似て大きな声で発音してみましょう。
もちろん、言葉というのは正解が一つではありませんから、他にもさまざまな言い方・表現のバリエーションが考えられます。ガチガチではなく柔軟に捉えるようにしてみましょう。
また、アウトプットでは参考発音の音声を参考に、自主的に何度も音読してみて下さい。発音が良くなり、スピーキング力が養われます。
● その他の語句・表現:
concern
「懸念・関心事」「心配(させる)」
restart of nuclear power plants
「原発の再稼働」
以上、今日のレクチャーとワークはここまで。お疲れさまでした!
